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皆さんは、性欲というものについて疑問を抱いたことはありませんか?

 

1.なぜAVだと興奮するのに実際のプレイではさほど興奮しないのか?

2.かわいい子を見るとヤりたくなる

3.性欲がとまらない

4.ナンパで性欲を満たす事はできるのか?

 

上記の項目はそれぞれ共通し合っています。

順番に解説していきましょう。

 

 

1.なぜAVだと興奮するのに実際のプレイではさほど興奮しないのか?

童貞の方以外は多分お分かりになると思いますが、セックスというのは実際にやってみると大して興奮しないものです。やってみた後に多くの方が「なんだ、こんなものか・・」と思ったはずです。これはセックスに限らず、フェラやその他のプレイも同じです。



一体なぜこのような現象が起きるのでしょうか?

これは、脳の特徴に関係しています。

 

 

脳というのは、なんでも大げさに誇張してしまう特徴があるのです。

皆さんは思い出補正という言葉をご存知ですか?

 

思い出補正というのは、昔の思い出を振り返った時に、自分の都合の良いようにイメージを補正することです。

 

例えば、昔の嫌だったはずの記憶を振り返り、「いま考えてみればあの頃はよかったなー」と思う事や、

昔ゲットできなかった女性を何度も思い出してその事を後悔することです。

 

 

最初の例では、自分はその時実際には嫌な思いをしていたはずであり、

その状況から抜け出したいと考えていたはずです。

まさかその状況が好きだなんて思ってはいなかったはず。

 

次の例では、女性をゲットできなかったことをその瞬間にはそこまで悔やんではいなかったと思います。

もしかしたら顔がそこまでタイプではなかったかもしれませんし、

会話をして何か気にかかるところがあったかもしれません。

ところが、時間が経つにつれて徐々にその女性が美化されていき、

今ではその女性をゲットできなかった事をものすごく悔やんだりするのです。

 

 

このように、脳というのは様々なものを誇張します。

悪いイメージを忘れ、良いイメージはもっと良く見えるように記憶を修正するのです。

だから昔の記憶を思い出してあの頃はよかったと回想してみたり、

あの時のあの自分はダメだったと回想し、自分を責めたりしたくなるのです。

「逃した魚は大きい」とはまさにこの事です。実際には大して大きくありません。

 

反対に、脳は悪いイメージをもっと悪くする場合もあります。その時はあまり気にかけていなかったが、後々になってだんだんムカついてきたというケースがそうです。このように脳は現実を歪めるという働きをしているのです。

 

 

誇張を防ぐためにはどうすればいいのか?

 

それは実際にその物事を体験するしかありません。

脳内イメージある限り、必ずイメージが歪められます。

言い換えれば、二次元イメージである限り、脳内補正を避けることはできません。

この事が「なぜAVだと興奮するのに実際のプレイではさほど興奮しないのか?」に関係していきます。

 

 

AVというのは画面を通して見るので二次元イメージです。画像は立体なので三次元のように思えますが、それは違います。スクリーンを通して見る限りは二次元なのです。本当の三次元とは、皆さんが実際に自分の目で見る光景です。AVの撮影現場を見学に行ったとしたらそれは三次元でしょう。そして想像や妄想によるイメージというのは二次元です。こちらも三次元にはなりえません。

 

 

脳に入ってくるイメージが二次元イメージである限り、必ず脳は補正をかけます

素晴らしいイメージはもっと素晴らしくなり、

嫌なイメージはもっと嫌に表現され、

エロいイメージはもっとエロく認識されるのです。

 

そう、これこそがAVが興奮する理由なのです。

 

二次元情報である限り、脳は常に補正をかけつづけ、

そして自分が実際にプレイをする際は三次元という現実世界になるので脳の補正がストップし、

さほど興奮しなくなります

AVだと勃つのにプレイしようとしたら勃たなかったという場合はまさにこれのせいです。

 

普通にヤるだけじゃ興奮できないのでプレイ中に他のエロい事を考えるという行為もまさに二次元イメージの脳内補正を利用した行為です。それだけ二次元のイメージと三次元の現実というのはかけ離れているのです。

 

ちなみに写真映りが悪いという現象も、カメラという二次元映像では三次元の現実を映し出せない為に起こります。さらに、オナニーがセックスより気持ちいいという現象もこれです。自分の手による絶妙な刺激のコントロール+妄想もしくはエロ画像の脳内補正という最強のコンビネーションが至高の刺激をもたらします。

 

 

 

 

2.かわいい子を見るとヤりたくなる

 

普通の男性ならよくあることですね。

 

 

脳の特徴は二次元イメージに対して補正をかけることですが、別の特徴もあります。

それは、三次元映像をリアルタイムで二次元に変換して補正をかけるという点です。

 

 

言葉だとわかりにくいかもしれませんが、つまりこういう事です。

エロい本とかによくある表現ですが、フェラをしている時に「ああ、こんなかわいい子が自分のをしゃぶってる・・」って思うと興奮しませんか?これは、実際にそれを体験していると同時に脳がエロ補正をかけているのです。脳というのは自分が体験していることに対してリアルタイムで補正をかけるのことができるのです。

 

 

かわいい子を見たらヤりたくなるという現象は、まず、かわいい子を見て、

それを自分では意識しないうちに脳がエロと結びつけることから起こる現象です。

 

やっかいな事に、脳内補正というのはリアルタイムで常に行われます。

女性の体の足や手、うなじを見たら興奮してしまったという場合はわかりやすいリアルタイム補正の例です。

目の前の光景を、脳内で美化しているのです。女性の体のパーツをエロと結び付けてるのです。

 

 

ではリアルタイム補正から抜け出すにはどうすればいいか?

 

それは実際に経験することです。

もしくは、経験した時の感情を思い出すことです。

 

服を脱がせば興奮しなくなるのと同じで、本当の事を体験してる時は補正が働かなくなります

 

脳は物事を経験する直前まで補正をかけ続けます。

かわいい子を見てキスをしたい!と思ったら、実際に唇を近づけてキスする直前までその行為を必要以上に美化し続けるのです。そしてキスをすると急に魔法が解けて冷静になったりします

 

 

脳というのは本当にやっかいで、いったん補正をやめてもすぐに別の補正をかけ始めるときがあります。

 

服を脱がしていったんは補正がストップして余分な興奮が治まったと思ったら、

今度はセックスやフェラを必要以上に美化し、

それをしなければどうしても我慢できないというように体にうずうずさせたりします

 

なので、過度な興奮というのは脳が勝手に補正をかける事によって起こっている偽の感情だという事に注意して下さい。そうすれば自分の性欲が抑えられなくなることを多少は防げます。

 

 

 

 

3.性欲がとまらない

この現象も確実に脳内補正によって引き起こされるものです。

異常性欲の場合は特にそうですが、

脳がセックスという行為に強力なプラス補正をかけることで人は異常性欲になります。

 

 

なぜ脳はそこまでプラス補正をかけるのでしょうか?

 

原因はいくつかあるのですが、その中の一つが「我慢」です。

性欲以外の欲もそうなのですが、基本的に我慢すればするほど欲というのは大きくなります

 

あの服が欲しい、あの場所に旅行したい・・

 

というような欲は抑えようと思うほど大きくなり、それが多大なストレスとなって返ってきます。

 

 

ではどうすればいいのか?

 

性欲に限って言えば、一番手っ取り早いのは実際にプレイを体験することです。

一回で満足できなかったら何度でもヤりましょう。

そうすることで、ようやくセックスは大したことないという真実に気付くことができます。

 

 

何回もヤるのはきつい・・という方でしたら、

一回ヤってみてその時どう自分が感じたかをはっきりと記憶しておくようにしましょう。

 

以下で解説しますが、時間が経つと脳は何でも美化するために記憶を忘れがちになります。

なのでその時に感じたセックスに対する幻想というのをいつまでも持ち続けるようにしましょう

 

 

 

4.ナンパで性欲を満たす事はできるのか?

性欲を満たすためにナンパしてる人は結構いると思います。

私もそれを目的にナンパする事もありました。

 

 

では果たしてナンパで性欲は満たせるのか?

一時的に満たす事はできますが、常に満たし続けることはできません。

 

なぜなら、単にヤりたいというだけの欲求は、酒やタバコと同じで一時的な快楽でしかないからです。

そして時間が経つとまた性欲が出てきます。これのずっと繰り返しです。

 

 

私はずーーーっと長い間これに悩まされ続けてきました。

きりがないのは分かっていますが、性欲がどうしてもとまらない・・

かわいい子をみると、どうしてもヤりたくなる・・

 

 

ヤった後は一時的に落ち着きます。

そしていつも同じことを思うんです。

「考えてたより大したことなかったな。なんでこんなのやりたがってたんだろ。」って。

 

 

こんな風に思いながらも結局同じ事を何度も繰り返してしまうのですが、それにはわけがあります。

それは、脳の別の特徴によるものです。

 

脳というのはとてもやっかいで、

脳は補正作業にとって都合の悪い記憶を消去しようとするクセがあります

この場合だと、「セックスは思ってたほどよくない」という事実を忘れてセックスに対する印象を思いっきり美化することによってまた性欲を回復させるのです

 

 

脳は常に補正する対象を探しています。

補正をやめれば、脳は自分の機能が失われると考えているからです。

脳にとって補正をすることは生きがいなのです。

もっともこれは脳の勘違いで、実際には脳が生きれないなんてことはありませんが・・

 

 

 

なので性欲に支配されそうになったら、とにかく脳の特徴を思い出して下さい。

  • 脳内イメージや画像等の二次元イメージを美化する

  • 目の前の光景をリアルタイムで美化する

  • 美化する為に都合の悪い記憶を忘れようとする

  • 常に美化するものを探している

 

 

脳が美化する限り、それは真実ではありません!!

異常性欲も、過去の思い出も、過去に忘れられない女も、

全部が脳によって歪められたイメージであり、どれも現実ではありません

 

 

 

この事をよく認識し、

無意識的な脳なんかに自分が乗っ取られないように注意しましょう。

 

 

 

P.S.これだけ聞くと性欲が悪いもののように思えてしまいますが、性欲自体は自然なものであり、決して悪いものではありません。脳が性欲を暴走させているのが問題なのです。性欲についてはたくさん誤解されている部分があるのでまた機会があったら取り上げます。

 

ナンパと性欲

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